更年期障害とは

更年期障害は閉経期前後にホルモン低下によって生じるさまざまな身体的、精神的症状です。かなり個人差があり、あまり症状を感じない方もいらっしゃいますし、日常生活に支障をきたすほど強い症状がある方もいらっしゃいます。まずは自己チェックしてみましょう

  1. 顔がほてる
  2. 汗をかきやすい
  3. 腰や手足が冷えやすい
  4. 息切れ、動悸がする。
  5. 寝付きが悪い、または眠りが浅い
  6. 怒りやすく、すぐイライラする
  7. くよくよしたり、憂鬱になることがある
  8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある
  9. 疲れやすい
  10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある

該当する項目があれば更年期障害の可能性があります。受診して相談しましょう。

 

診察の流れ

  • 問診して症状をお聞きします
  • 症状によって採血してホルモンバランスのチェックをしたり、内科、耳鼻科、整形外科受診をお願いするかもしれません。
  • 必要に応じて投薬を行います。

更年期の症状のみの方は内診台での診察は行わないことが多いですので、受診をためらっている方も安心です。
ただし、不正出血のある方や、子宮癌検診など近年全くしていない方は診察をおすすめします。

症状によって、ホルモン補充療法、漢方療法、その他(鎮痛剤、自律神経改善薬、精神安定剤、プラセンタ(保険適応の場合もあり)など)を使い分けます。
その他心理的な問題、食事栄養面での問題、運動不足なども問題になることがあります。ご自身の生活も一度見直しているのもよいかもしれません。相談に乗りながら、一人一人に合った治療を考えていきます。